御池アートスクールのブログ

  • 一般コースSさん作品

    薬缶と鍋つかみのデッサン。

    時間をかけて丹念に対象を探求される方で、対象に対する気づきも多く、デッサンを見せてもらってその気づき(発見)に感心します。

    ご本人曰く 自分としては大変満足しており、毎回楽しく取り組むこともできたとのこと。
    ただ、ご自身で「完成」と言いつつも、修正すべき点など意見が欲しいとのことで、調子のまとまりについてお伝えしました。
    探求心がモチベーションとして強く働かれているのだと思いました。

    2025年8月26日(火)

  • 五山送り火

    入居しているビルのオーナーに誘われて屋上にて京都五山送り火を見る。

    夏期集中講習会の次の日の準備をしているときにビルのオーナーに大文字を見に行こうと誘われた。点灯時刻は京都府南部に大雨警報が発令されていたので、はたして大文字が見られるのか懐疑的であった。
    ところが、エレベーターで8階までまで上がりプライベートな屋上空間から東の方角を見ると、赤々とした大文字を文字がくっきり浮かび上がっていた。

    教室は中京区の烏丸御池ビル群の一角にある。ビル群の隙間からの大文字ではあるのだが、小さく見えてもやはり感動する。

    京都五山送り火は盆に迎えた先祖の霊を送り出す行事。京の夏の夜空を彩る風物詩のひとつで全国的に有名だ。京都を取り囲む400メートル級の山の中腹に大きな文字が浮かび上がる。

    オーナーは去年お父様を亡くされていて今年の初盆でのお見送りとのことで感慨深いご様子であった。
    ご逝去のことは伺っていたので、私も大文字に向かって深く黙祷を捧げた。

    京都の夏は祇園祭で始まり大文字で静かに閉じる印象である。
    激しい雨のあとの残雨で見る大文字は、なぜか距離があるはずなのに、火のはぜる音や燃えさかる炎の熱が伝わるような気がした。

    2025年8月17日(日)

  • 木南さん作品

  • 木南さん作品

  • 石膏デッサン

     教室では基礎のデッサンをマスターした人がそのままデッサンコースを続ける場合、難度の高いモチーフとして石膏デッサンを行ってもらうことが多いです。
     石膏デッサンで使われる石膏像は神像であったり、歴史上の人物像であったりします。このような人物の形は描くことがとてもおもしろく、また難しいです。
     骨格や筋肉、顔の表情、全体的な奥行き感など、学習する要素は多く、石膏デッサンを1枚完成させることができるとデッサン力は飛躍的にアップしたと感じられるようです。
     いま、生徒さんが取り組まれている石膏像はアリアス像と呼ばれている像です。アリアドネ像とも呼びます。神話上の知性を司る女神とされていますが、現在の研究では、この像は実は男性像でお酒の神、バッカスという研究報告もあります。長髪だと外見が女性に見えてしまうので間違えられやすいのでしょう。いずれにしても、うつむき加減の顔の表情と豊かな髪型に特徴があり、繊細な光の加減が美しい像です。